naos92の日記

あなたは夢をみる?志を低く自我を薄く、万人に好かれる便利な奴隷を目指します。

投資銀行とプログラミングとsplunk

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広瀬隆雄師が再三述べているプログラミングの必要性について、どこまでのスキル、知識が必要となるのか考えてみた。

考えられるのが、広瀬氏のブログに記載されていた監視銘柄にsplunkがあったこと。splunkは一般のヒトにはなじみがないかもしれないが、データ分析ツールとしては世界の先端企業のひとつといってもよい会社だ。広瀬氏も紹介している。

記事をよんでみてもちょっとなにがすごいのかわからないと思うので、次のような一日を考えてみよう。

1.目覚ましで起きる。

2.トイレ、洗顔、シャワー、朝食をすませる。

3.会社に着き、PCを起動する。メール、インターネット、社内システムを利用し仕事をする。途中休憩でタバコをすったり、トイレにいったり。

4.社用車を利用し客先訪問する。

5.退勤する。

会社員ならおおむね上記のような流れになると思う。

ふーんという感じになるかもしれないが、ここでキーワードとして、ログ、データ分析という言葉がでてくる。

ログとは、電子機器を動かした際に内部に出力される履歴情報のことだ。iphoneを使っていればiphoneに何時何分何秒に何をしていたのかわかるし、iphoneからインターネットをみれば通信事業者に何時何分何秒にどのようなサイトをみていたのかわかってしまう。

上記1では、起床時の目覚まし時計の代わりにスマホを使っていれば何時に起きたのかわかるし、寝起きがいいのかわるいのかもわかる。

上記2では、最近はやりのIOT家電をつかっていれば体調がいいのか、わるいのか、きれい好きなのか、朝食をきちんと食べているのか、などがわかる。

上記3では、何時に出社したのか、メールやインターネットを私用利用していないか、社内システムが適切に使われているか、休憩が多くないかなどがわかる。

上記4では、最短ルートを通っているか、ガソリンが無駄に消費されていないかなどがわかる。

上記5では、退勤時間がわかるし、違法残業をしていないかなどがわかる。

簡単にいうと、ヒトの行動をすべて監視することが可能なわけだ。

ただ、ここで難しい問題がでてくるのだが、各種のログはメーカや製品ごとに異なっていることだ。これをひとでで成形して、理解することは至難のわざとなる。

そこで、splunkのようなログ分析ツールが登場するわけだ。

splunkにログを放りこめば分析ができるわけだが、残念ながら利用者の意思を忖度して分析してくれるわけではない。

分析するためには利用者がsplunkに対して命令をしなければならない。

ここでやっとプログラミングの話につながるわけだ。

コンピュータに対して命令することをプログラミングともいえるので、広瀬氏はこのレベルのことを指しているのだと思う。間違っても競技プログラミングの世界の話ではないだろう。

もし、プログラミングをマスターするつもりなら、どのレベルが必要かあらかじめ到達点を決めておいたほうが習得スピードがはやいですよ。