ページファイルの概要
Windowsクライアントにしろ、Windowsサーバにしろ、メモリということばが物理メモリだったり、仮想メモリだったり、ページングファイルだったり、グーグルで調べても仮想メモリとページングファイルが間違って堂々と説明されていたり、混乱をすることが多いと思う。
そういう時は、Windowsを作っている会社の公式サイトをみるのが一番わかりやすい。
一般的に私のマシン8GBメモリを搭載しているというときの8GBは物理メモリだろう。
すこし知識がついてくると、「パフォーマンス オプション」→「詳細設定」→「仮想メモリ」の項目に出てくるページングファイル数が仮想メモリと勘違いしがち。本職のヒトでも間違えたりしている。間違ったまま理解しているとパフォーマンスカウンタの値もよくわからず、性能劣化時の調査も厳しいと思う。
Committed Byte In Use = Committed Byte (RAM+Pagefile in use currently) / Commit Limit (RAM+Pagefile total)
コミット済みメモリ=仮想メモリ
コミットチャージ=システムがサポートできる最大のシステムコミットメモリ
システムによってコミットされるメモリ制限=物理メモリ+すべてのページファイルの組み合わされた値
システムのコミットチャージ=システムでコミットされたすべての仮想メモリのコミット済みメモリの合計
上記のところまでがあたまにはいれば、フリーズ、クラッシュ、その他の誤動作が発生する可能性があるのは、システムのコミットチャージがシステムのコミット制限に達したときということが理解できると思う。