naos92の日記

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V字回復?U字回復?W字回復?L字回復?

自民党甘利明税調会長は10月22日、日本記者クラブで講演し、リーマン・ショック後と異なり、新型コロナウイルスによる内外経済の落ち込みは「いつまで続くか分からない」ため、当初期待された日本経済のV字回復は難しく「なかなか底打ちが確認されず、だらだら続き、U字、L字回復で少しずつ上っていく」との見通しを示した。

一方、半年前の記事になるが、シュローダーのエコノミストは、10-12月に感染が再拡大した場合、ロックダウンの実施と解除
が繰り返される可能性を指摘していた。
現在のヨーロッパ諸国はまさに再ロックダウン実施中だ。
そうなるとWのシナリオかな。

W型のシナリオなら、前回のロックダウン時と同様にひきこもり消費を支えた一般消費財とテクノロジー関連セクターが上昇し、
その他のオールドエコノミー関連、特にエネルギー、金融、公益事業、不動産が下落することになるのかしらん。

以下に、V字回復、U字回復、W字回復、L字回復の簡単な説明をする。

V字回復
急激に落ちた後、それと同じくらいのペースで一気に盛り返すもの。

U字回復
急激にではないですが、ゆっくりと時間をかけて回復していくもの。

W字回復
下がって、上がってを繰り返す形。
一度自粛などで下がり、解除され上がり、関連倒産で下がり、景気が復活してきたかなと思ったところで第2波が来て下がるというような、いったりきたりを繰り返すパターン。
コロナの影響は向こう数年間は続くと思われ、治療薬完成とかワクチン完成とか、これから多くのニュースで一喜一憂するような形になることから、長期的にはW字回復と予想したのでしょう。
一般的な世界経済はW字でしょうな。

L字回復
これまでのアルファベットは下がった後に必ず上がるパターンでしたが、Lというのはガクッと下がった後、そのまま横に移動する。
これはつまり、下がっても回復しない、というようなもの。
悪く言えば回復しないということだが、良く言えばどの企業も守りに入り、潰れない道を模索する。ANAが他社へ出向社員をおねがいしていることからもわかるよね。
経営者によっては、果敢に攻めるというよりかは、しばらく我慢のほうが安全と考える経営者も多いかもしれません。
甘利政調会長はこの認識なのでしょう。

 

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