ブルームバーグの記事から。
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2020年5月に施行された改正銀行法で、保有する顧客情報を第三者に提供することが銀行業務として可能となったことを受けての新サービスとなる。
新サービス名は「Mizuho Insight Portal」(呼称:ミーポット)。銀行が保有するデータを年代や性別ごとに分類・集計し、生活の中でのお金の動きを把握できる形で提供する。法人顧客の端末からアクセス可能なウェブサービスとすることで、顧客企業の事業戦略策定や地域の出店計画などに簡易かつ迅速に活用できるようにする。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、個人データを管理して必要に応じたサービスを還元する「情報銀行」の取り組みを進めている。
三井住友フィナンシャルグループは、医療系アプリ事業を展開するスタートアップを子会社化し、個人の健康や医療データを預かる事業を展開している。
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要約すると、3大メガバンクの情報産業への取り組みは以下のようになる。
みずほ銀行:生活の中でのお金の動きを把握
三菱UFJ:個人データを管理して必要に応じたサービスを還元
三井住友フィナンシャルグループ:個人の健康や医療データを預かる事業
みずほ銀行の生活の中でお金の動きを把握といっても個人消費に限ると国を挙げてのキャッシュレス化キャンペーン中でも現金払いにこだわるヒトも多いことからわかるように、銀行経由しないのでそもそもあまり意味のないデータにならないか?クレジット会社と提携したり、QR決済会社と提携したりしないと厳しいだろう。
三菱UFJはふわふわしすぎてどんなサービスなのかも不明だ。
唯一、三井住友フィナンシャルグループだけが、具体的でわかりやすい。今後の高齢化社会に向けての個人の健康や医療データは重要になるはずだし、銀行であれば大手製薬会社や富裕層向け老人ホームを運営している会社ともパイプがあるはずだし、何をやろうとしているのか想像できる。
これから3大メガバンク株を買うのなら三井住友フィナンシャルグループ一択でしょうね。