naos92の日記

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京都大霊長類研究所不正会計

 

ヤフーニュースから。

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主な内訳は、特定業者に事業の予算額を伝えた上で入札に参加させていた事案が延べ11件(計8億5259万円)▽各業者に個別に依頼すべき見積もりを、特定業者を通して依頼していた事案が延べ18件(計7526万円)▽契約を意図的に分割し、特定業者と随意契約するなどした事案が延べ15件(計5248万円)-など。
原因については、松沢氏らに「適正な会計経理を行うという基本的な認識が著しく欠如」していたと指摘。経理責任者が契約内容を十分に確認していなかったこともあげた。ただ、不正支出された金は全額、取引業者に支払われ、私的流用はなかったとしている。

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京都大学高等研究院のホームページから松沢哲郎氏の経歴と受賞歴は以下の通り。

経歴
1974年 京都大学 文学部哲学科 卒業
1976年 京都大学 大学院文学研究科 修士課程修了
1976年 京都大学 大学院文学研究科 博士課程退学
1976-1987年 京都大学 霊長類研究所 助手
1987-1993年 京都大学 霊長類研究所 助教
1993-2016年 京都大学 霊長類研究所 教授
2006-2012年 京都大学 霊長類研究所 所長
2016年-2019年 京都大学 高等研究院 副院長・特別教授
2019年- 京都大学 高等研究院 特別教授


主な受賞等
ジェーン・グドール賞(2001年)、紫綬褒章(2004年)、文化功労者(2013年)、日本心理学会功労賞特別賞(2014年)、日本認知科学会フェロー (2019年)

 

経歴を見る限り、ずーと学者畑のヒトで個人の不正利用がなかったという報道から、悪いことをしたという認識がなかったのではないのか。これまで付き合いのある業者がフットワークよく、滞りなく業務を進めてくれていたので、そこの業者を使いたかったが、正規のルールで入札を行うと落札できないケースがあり、業者に泣きつかれて教えてしまったのかなと推測。

京都大学高等研究院のホームページには、不正会計の件はいっさい記載がなかった。これはこれで問題ではないのかしらん。民間の企業ではこのような報道がでると事実はどうであれ何らかの謝罪文が掲載されるものだが、このあたりが学術会議問題にも通じるような村社会を感じるなあ。

 

news.yahoo.co.jp

kuias.kyoto-u.ac.jp