naos92の日記

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【決算関連資料】任天堂

今回の通期の修正予想でEPCが\2,518と驚異の数字。ただし、為替の前提レートが、1USドル105円、1ユーロ115円となっているため極端な円高になると達成が厳しい数字となる。
通期の年間配当も増額予定だ。中間配当にいたっては、好調だった前期より大幅に増額270円→810円しているので、年間配当金も上振れするのではないかな。

 

決算説明資料に、2019年3月以前発売ソフトウェアのセルスルーと前年比が記載されており、前年比よりセルスルーが伸びているソフトウェアがあるのが、過去の任天堂ビジネスと変化していきていると感じられる。
以下のソフトウェアだ。
マリオカートデラックス、前年比145%
ゼルダの伝説、前年比114%
スーパーマリオパーティー、前年比124%
スーパーマリオデラックス、前年比102%
スーパーマリオオデッセイ、前年比114%


連結経営成績に関する説明
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ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、Nintendo Switchのパッケージ併売ダウンロードソフトの売上が伸
びたことに加え、ダウンロード専用ソフトや追加コンテンツ、Nintendo Switch Onlineによる売上も順調に推移し、
デジタル売上高は1,715億円(前年同期比139.4%増)となりました。
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→今後はパッケージ版よりダンロードが主流になるだろうし、サブスクリプション型のNintendo Switch Onlineも順調に伸びているようなので、ひとまず安心だ。


連結業績予想に関する説明
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Nintendo Switchでは、『ピクミン3 デラックス』(10月)や『マリオカート ライブ ホームサーキット』(10
月)、「スーパーマリオブラザーズ35周年」のキャンペーンタイトルとして『スーパーマリオ 3Dワールド + フ
ューリーワールド』(2月)の発売を予定しています。また、追加コンテンツ『ポケットモンスター ソード・シー
ルド エキスパンションパス』の第2弾となる「冠の雪原」を10月に配信。
「スーパーマリオブラザーズ35周年」では、1980年に登場した携帯ゲーム機シリーズ『ゲーム&ウオ
ッチ』が『スーパーマリオブラザーズ』とのコラボレーションで復活を果たした『ゲーム&ウオッチ スーパーマリ
オブラザーズ』(11月)を発売するなど、スーパーマリオにまつわる様々なキャンペーンやコラボレーションの実
施を予定しています。
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→年末商戦は、「スーパーマリオブラザーズ35周年」のキャンペーンとコラボに期待といったところかな。コロナがなければ、USJで何らかのイベントを実施する予定があったのではないのかな?


カンファレンスコール資料で気になったのは、以下の箇所。
株式会社ポケモンが発表したポケモンユナイトのような Nintendo Switchスマートフォンクロスプラットフォームで遊べるゲームを任天堂としては予定していないという。これは残念だ。時代はクラウドですよ任天堂さん。
今期のこれまでの業績がコロナ特需なのか、来期以降もビジネスを伸ばしていけるのか?に関して、「あつまれどうぶつの森」の話題をきっかけに、新たにハードが売れて特需が生まれたとの説明。今後は、Nintendo Account を活用した取り組みが重要だということだ。ここの数字が伸びないようだと業績は苦しくなるかな。
その他地域となっているアジア関連の売り上げが順調に伸びているのは好感がもてる。今後はアジア地域と表記されるぐらいの市場に育ってほしいな。
テンセント社関連の質問がなかったのが意外だった。

 

関連資料は以下の通り。

https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2020/201105.pdf

https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2020/201105_2.pdf

https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2020/201105_3.pdf

https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2020/201105_4.pdf

https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2020/201106.pdf