naos92の日記

あなたは夢をみる?志を低く自我を薄く、万人に好かれる便利な奴隷を目指します。

【お勉強】Jリート

PBRは簿価を元に算出されますので保有不動産の含み損益を反映してない状態になる
この点から割安度を示す指標は、後述のNAV倍率の方を利用することが一般的だ

NAV(Net Asset Value)倍率は、上述の通り不動産の含み損益を反映させた指標で、「NAV倍率=リートの市場価格÷1口当たりのNAV((純資産総額±含み損益)÷投資口数)」で算出する
リートの場合、簿価ではなく、いま現在の価値が重要になる
NAV(NetAssetValue)合計資産価値
NAV=1 資産価値が正当な評価
NAV<1 株価が割安、不動産が割高
NAV>1 株価が割高、不動産が割安

リートの成長には以下の2点がある
1.内部成長
いまある、物件の賃料が上昇する、物件の価値が上昇する

2.外部成長
新しい物件を取得する
→そのためには物件を取得するための資金が必要になる
→増資、社債発行などを行う
→増資を行う際のチェック指標として、DPUがある
→DPU=配当成長率(目論見書に記載があるので、増資のニュースをきいたら必ずチェックすること)
→増資を行った結果、配当が増えることが重要
→一般的にNAV>1と、NAVが大きいほうがポジティブに評価される(資産調達を行いやすい=配当がたくさん)

まとめると
NAVが高い(1<)→株価が上がりやすい
NAVが低い(0.9-0.95)→株価が戻ってくるだろう
で投資判断をするとよい

またリートの場合、運用会社が重要になる
既得権益を持っていて、立地の良い場所にたくさんの不動産を持っている旧財閥系が有利となる

金利上昇局面ではネガティブになる
→物件購入に余分な金利を支払うことになり、配当が少なくなってしまうから

リートの購入者は、金融機関、外国人、日銀が多いので、これらの登場人物の動向を注意しながら投資を行う必要がある

もうひとつの見るべき指標としてNOIがある
NOIとは(Net Operating Income)の略称になる
NOI=賃貸収益+減価償却
1つの物件からどれだけの利回りがとれるか?をあらわした指標になる