naos92の日記

あなたは夢をみる?志を低く自我を薄く、万人に好かれる便利な奴隷を目指します。

MyspaceとFacebookとYahooとGoogle

GAFAと呼ばれる企業のうちAppleAmazonは別格として、FacebookGoogleには共通点がある。

それは、創業時点ですでの圧倒的な市場シェアをほこっていた企業があったことだ。

それが、Facebookに対するMyspaceであり、Googleに対するYahooだ。

なぜシェアがひっくり返ってしまったのか、いろいろあるのであろうが、決定的に重要なことのひとつにテクノロジーに対する取り組み姿勢の違いがあるであろう。

例えば、Facebookを支えるプログラミング言語PHPが採用されてるのは有名な話だが、MyspaceMicrosoft社の.NETだ。言語の完成度としてどちらが優れているかはいろいろあるであろうが、PHP=オープンソース=技術オタク、.NET=マイクロソフト=悪の帝国=スーツのイメージがあると思う。

また、Googleのバックエンドのデータ処理にHadoop系の分散処理技術が採用されているが、YahooではNetApp社のストレージアプライアンスを採用していた。こちらでもHadoop=オープンソース=技術オタクになるし、NetApp=スーツのイメージがあると思う。

ここで何が重要かというと、企業のコアとなる技術を自社でまかなうことができるか、他社に外だしするかになる。

結局、大規模なサービスやシステム開発を行う上で、もっとも重要な要件定義の部分において、経営者が技術者の目線までおりてきて開発を行うのか、技術者が経営者の目線までのぼっていき開発を行うのか、で意思決定のスピードが変わる=サービスのリリースサイクル、改善サイクルに圧倒的な差がついてしまったのだろう。

もし、今後、テクノロジー企業に投資を行うのであれば頭の片隅にとどめておきたい内容だ。