naos92の日記

あなたは夢をみる?志を低く自我を薄く、万人に好かれる便利な奴隷を目指します。

東京証券取引所のシステム障害とワールドビジネスサテライト

10月1日に東京証券取引所のシステム障害があったわけだが、その夜に放映されたワールドビジネスサテライトがあまりにひどかったので、備忘のため投稿する。

ワールドビジネスサテライト通称WBSはテレビ東京にて平日の夜10時から放映されている同社の看板番組だ。サラリーマンのかたならご存知のかたも多いと思う。

何がひどかったかというと、ゲスト解説者の2名の説明だ。

1名は日経コンピュータ浅川直輝編集長、もう1名は立教大学ビジネススクール田中道昭教授だ。
まず、浅川氏だが、早めに手動で切り替えれば今回のようなことは起こらなかったはずだ、という。今回のシステム障害が、物理障害に起因した論理障害なのがわかっておらず、非常に残念だ。論理矛盾を解消すると、東証だけでなく、各証券会社の業務がまわらなくなるとさんざん会見で説明があったにもかかわらず、理解ができていないようだった。日経コンピュータの編集長でこの程度のレベルでは、やはり日本のIT業界の未来は暗いといえる。
次に田中氏だ。彼の見解では、

1.リアリティの欠如
2.設計・開発・運用の分断
3.トップと現場の乖離

という。

解説の冒頭で、いきなり、サイバーセキュリティの世界では、というような話をしだして、おいおい大丈夫かよと心の中で突っ込んでしまった。

上記の3つとも、自分の主張を披露したいだけで、今回のトラブルとは無関係なのだが、どのような思考回路なのだろうか。大学はこうした人物を教授にするから、大学には自浄作用がないと判断されてしまい、研究費のカットが続いてしまうわけだ。残念なひとだ。