ブルームバーグの記事から。
日本を代表するメガバンクであるみずほ銀行とそのグループ会社で大胆な人事制度を採用するようだ。もともと副業OKとなっており、会社としては面倒を見るつもりはないと社内外に宣言していたが、ここにきて、さらにグループ6社の社員約４万5000人を対象に週休3日、4日制度を導入する。広報の説明では、子育てや介護、退職後のキャリアを見据えた専門知識の取得など社員の希望に応じて柔軟な働き方を提供するとはいうが、給与は週休3日の場合でそれまでの8割程度、4日の場合は6割程度の支給を想定ということだから形を変えたリストラといってもいいだろう。
海外に目を向けてみると、あのバークシャーハサウェイの投資先でもあるウェルズ・ファーゴは商業銀行部門で700人余りを減らす。最終的には数万人に上る可能性のある人員削減に着手したとの報道もある。またシティグループやゴールドマン・サックス・グループ、ＪＰモルガン・チェースなども的を絞った人員削減を実施している。
今後は世界的に銀行業の存在価値はますます低下していきそうだ。
