naos92の日記

あなたは夢をみる?志を低く自我を薄く、万人に好かれる便利な奴隷を目指します。

【決算】7974任天堂

2021年3月期決算短信から。

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当期(2020年4月~2021年3月)は、NintendoSwitchソフトウェアの販売が好調に推移し、ハードウェアの販売拡大に大きく貢献しました。特に前期までに発売したタイトルが引き続き販売を伸ばし、『あつまれどうぶつの森』が2,085万本(累計販売本数3,263万本)、『マリオカート8デラックス』が1,062万本(累計販売本数3,539万本)、『リングフィットアドベンチャー』が738万本(累計販売本数1,011万本)を記録しました。また、「スーパーマリオブラザーズ35周年」のキャンペーンタイトルとして当期に発売した『スーパーマリオ3Dコレクション』と『スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド』がそれぞれ901万本、559万本の販売となりました。これらの自社タイトルに加えて、ソフトメーカー様のタイトルも同様に販売を伸ばしたことで、当期のミリオンセラータイトルはソフトメーカー様のタイトルも含めて36タイトルとなりました。これらの結果、ハードウェアの販売台数は2,883万台(前期比37.1%増)、ソフトウェアの販売本数は2億3,088万本(前期比36.8%増)となりました。ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、NintendoSwitchのパッケージ併売ダウンロードソフトによる売上が好調に推移したほか、『ポケットモンスターソード・シールドエキスパンションパス』や『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』の「ファイターパスVol.2」などの追加コンテンツも販売を伸ばしました。さらに、ダウンロード専用ソフトやNintendoSwitchOnlineによる売上も順調に推移し、デジタル売上高は3,441億円(前期比68.5%増)となりました。モバイルビジネスでは、多くのお客様に継続してアプリを楽しんでいただいており、モバイル・IP関連収入等の売上高は570億円(前期比11.3%増)となりました。これらの状況により、売上高は1兆7,589億円(うち、海外売上高1兆3,614億円、海外売上高比率77.4%)、営業利益は6,406億円、経常利益は6,789億円、親会社株主に帰属する当期純利益は4,803億円となりました。
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→当期の数字は全体的にいいのだが、モバイル・IP関連収入等の売上高が570億円(+11.3%)とGAFAMに比べると物足りなくみえてしまう。
また、中国関連やテンセントといった単語さえなかったので、米国、欧州がメインターゲットは変わらずといったところか。
コンセンサスは以下の通り。通期予想はある程度想定していたが、よくない。新しい価値が生み出せないと見られているから株価も下落基調だ。映画もコケてしまうのかしらん。

発表実績
対コンセンサス売上高:+3.5%
対コンセンサス経常利益:+11.1%

通期予想
対コンセンサス売上高:-3.9%
対コンセンサス経常利益:-21.0%


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今後の見通し
自社ソフトウェアでは『ミートピア』(5月)や『マリオゴルフスーパーラッシュ』(6月)、『ゼルダの伝説スカイウォードソードHD』(7月)などをそれぞれ全世界で発売するほか、「ポケットモンスター」シリーズの最新作となる『ポケットモンスターブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』を今冬に発売予定です。また、ソフトメーカー様からもバラエティに富んだタイトルの発売が予定されており、発売済みの人気タイトルに加えて新規タイトルを継続的に投入することでプラットフォームの活性化に努めます。モバイルビジネスでは、ピクミンを起用したスマートデバイス向けアプリの新作をNiantic社と共同開発し、2021年後半に同社からの配信を予定しています。また、これまでに配信したアプリもお客様に継続して楽しんでいただけるよう運営に注力していきます。これらの取り組みにより、次期の業績については売上高1兆6,000億円、営業利益5,000億円、経常利益4,800億円、親会社株主に帰属する当期純利益3,400億円を見込んでいます。
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→自社ソフトは爆発的には売れなさそうだし、ナイアンテックと組んだソフトもブームにはならないだろうから、株価は厳しい評価を受けるかな。