Active Directoryツールの使用に関する具体的な操作方法は以下の通りです。Windows Server環境では、Active Directoryの管理に使用するツールが提供されています。
1. **Active Directory Users and Computers (ADUC):**
- ユーザーアカウント、コンピューターアカウント、グループの管理に使用されるツールです。
- Windows Server上で「Active Directory Users and Computers」を起動します。
- 左側のツリーから、ユーザーアカウントやコンピューターアカウントが含まれるコンテナまたは組織単位（OU）を選択し、右クリックして操作を実行します。例えば、ユーザーアカウントの作成、編集、削除、グループへのメンバーシップの管理などが行えます。
2. **Active Directory Administrative Center (ADAC):**
- モダンなWebベースのユーザーインターフェースを提供し、ユーザーとリソースの管理を容易にします。
- Windows Server上で「Active Directory Administrative Center」を起動します。
- データベース内のオブジェクトを検索し、編集するために使用できます。
3. **Group Policy Management Console (GPMC):**
- グループポリシーオブジェクト（GPO）の管理に使用されます。
- Windows Server上で「Group Policy Management Console」を起動します。
- グループポリシーの作成、編集、削除、リンク設定、監査などを行います。
4. **Active Directory Sites and Services (ADSS):**
- サイト、サブネット、レプリケーションの管理に使用されます。
- Windows Server上で「Active Directory Sites and Services」を起動します。
- サイトの構成、サブネットの割り当て、レプリケーション設定の管理などを行います。
5. **Active Directory Domains and Trusts (ADDT):**
- 信頼関係の管理に使用されます。
- Windows Server上で「Active Directory Domains and Trusts」を起動します。
- フォレスト間の信頼関係を構成および管理します。
6. **Active Directory Lightweight Directory Services (AD LDS):**
- Active Directoryの軽量版で、ディレクトリサービスを提供します。
- Windows Server上で「Active Directory Lightweight Directory Services」を起動します。
- ユーザーやグループの管理、ディレクトリ構成の設定などが行えます。
これらのツールを適切に使用することで、Active Directory内のオブジェクト、ポリシー、サイト、および信頼関係を管理できます。ツールはWindows Serverに組み込まれており、適切なアクセス権限を持つユーザーが利用できます。操作に関する詳細は、Microsoftの公式ドキュメンテーションやトレーニング資料を参照することをお勧めします。
