naos92の日記

あなたは夢をみる?志を低く自我を薄く、万人に好かれる便利な奴隷を目指します。

10月1日に株式売買システムで発生した障害について(JPXからのお知らせ)

10月1日に発生した東京証券取引所のシステム障害に関する続報。

だいたい、想定していた通りの展開となってきた。

以下、報告書を抜粋しつつの感想。

 

原因の抜粋。
--------------------------
当社は、NAS故障時でも30秒以内に切替えて、業務を継続できることをシステム要件として定めています。
しかし実際には、arrowheadに設定した値ではメモリ障害時には自動的に切り替わらない製品仕様であることが、本障害後の調査で判明しました。マニュアルの不備により正しい仕様が把握できませんでした。
当社においてもNASの切替えテストは実施していましたが、切替え後の業務継続に確認の重きを置き、設定値とマニュアルの整合性については富士通内の製品出荷プロセスで検証されている前提であったことから、テスト時はネットワーク故障を疑似的に発生させることで、切替えが正常に行われ業務継続できることを確認していました。
--------------------------
→長々と説明が続いているが、結局マニュアル不備のあった富士通が悪いと言いたいのねん。


当日中の取引再開ができなかった理由(システム面)
--------------------------
不測の事態に備え、複数種類の売買停止手段は用意していましたが、NAS
使えない場合においても確実に売買を停止する手段を具備していなかったこと
が問題と認識しています。
--------------------------
→えっと、NAS が使えない場合においても確実に売買を停止する手段を具備していなかったこと=検討漏れと言っているに等しいのですが。。。


当日中の取引再開ができなかった理由(運用面)
--------------------------
システム障害発生時の売買停止後の再開に係る取扱いルールが整備されていなかったことが問題と認識しています。
--------------------------
→再開に係る取り扱いルールが整備されていない=有効な対策を何も考えていなかったと言っているに等しいのですが。。。

 

www.jpx.co.jp