青木雄二の代表作である、ナニワ金融道が Amazon Kindle Unlimited の対象となっている。最初は絵柄が受け付けないかもしれないが、慣れると味わい深い絵となる。
一読するとわかることだが、手形の裏書きと連帯保証人には絶対ならないと心に誓うことになし、世の中のひとが信じられなくなる。
内容のリアリティもすごくて、第一巻の第一話でまず衝撃をうける。
基本給\80,000
所定時間外賃金\60,000
技術手当\50,000
主任手当\50,000
交通費\5,400
合計\245,400
健康保険料\6,500
厚生年金\2,800
雇用保険料\7,200
所得税\15,400
住民税\2,600
上記の数字が何かわかるだろうか。
これは、主人公である灰原達之が給料支払明細書を渡されるときに記載されている給与明細である。
しかも税金部分が当時の税率とぴったり一致しているところのこだわりようといったらハンパないです。
これだけリアリティにこだわっていれば、本作で筆を折りたくなったのも理解できるというもの。